SNS総フォロワー数1000万人超を抱える韓国人アーティストのDJ SODAが大阪の音楽フェスで観客から胸などを触られたと訴えた問題は21日、音楽フェス主催会社が府警に告発状を提出する事態に発展した。〝犯人〟は氏名不詳の男2人と女1人の計3人という。男2人は大阪府警に出頭した。特に女は、SODAファンである少女が目を輝かせて話しかけている最中にわいせつ行為をしたとみられており、SODAの怒りは増幅したという。

「Feel so bad(チョー気分悪いんだけど)」

 SODAは13日、大阪・泉南市の音楽フェスに出演し、観客から胸を触られたり抱きつかれたりした。出演後、周囲に怒りを爆発させた。

 翌14日、自身の「X」(ツイッター)で被害を告発。アーティストのGACKTや国連の広報当局からはX上で擁護され、日韓両国でも議論になっている。

 音楽フェスの主催会社「トライハードジャパン」(大阪市)は21日、府警に不同意わいせつと暴行の容疑で告発状を提出、受理された。不同意わいせつは旧強制・準強制わいせつで7月13日、法改正で施行されたばかり。〝犯人〟は、いずれも20代とみられる氏名不詳の男2人と女1人の計3人とした。男2人は21日、「青汁王子」こと実業家の三崎優太氏のユーチューブ動画に顔出しで出演。2人は大阪府阪南市と北九州市に住む20歳の男性で、大阪府警に出頭した。

 SODAがここまで怒ったのは、わいせつ被害に遭ったタイミングも理由だ。

 事情を知る関係者の話。

「SODAは各国でファンを抱え、イベント出演後にはファンと触れ合うのが定番です。今回も同様でしたが、SODAファンの少女がSODAに目を輝かせて話しかけている最中にわいせつ行為をされた。ファンサービスを知っていて狙われた可能性があります。これがSODAの怒りが増幅した一因です」

 一方、音楽フェスでの警備体制はSNS上で疑問視されていた。

 トライハードは21日、大阪市内で開いた会見で「性犯罪は絶対に許せないという点から真摯に向き合う」と強調しつつ、「SODAさんの安全を守れず、責任を感じている。最大限のサポートを行う」と陳謝。SODAが3人から被害を受けた様子が収められた写真、動画を府警に提出した。

 SODAは大阪の音楽フェスに出演する直前、台湾にいた。

「SODAは現地の人に好意的に接してもらって好印象を抱きました。その後に東京、大阪と滞在。メインの仕事だった音楽フェスで被害に遭った。台湾とのギャップに落胆したんです」(前出関係者)

 韓国を中心に世界を股にかけて活動。2016年に初来日後、断続的に日本の音楽フェスに出演していた。わいせつ被害に遭ったのはこれが初めてだという。