お笑いコンビ「インパルス」の板倉俊之(45)が10日、初エッセイ「屋上とライフル」刊行記念イベントに出席した。

 今作は2009年に「トリガー」で小説家デビューした板倉の初のエッセイ集だ。自身の過去や日常で起こるさまざまな物事を深い思考と描写で表現したネタの数々が収録されている。

 初めてのエッセイということもあり、小説の執筆とは表現も変えたという。「小説ほど描写すると読むのめんどくさくなるって思ったんですよ。テンポの方が重要かなと」と詳しく描写しすぎず展開を重視したと執筆時の工夫を明かした。

 執筆期間については、「今まで書いた小説よりも少ない」と話すのみで詳しくは語らなかった。板倉はその理由として、「趣味とかもそうだけど何年っていうのおかしくない?」と持論を展開。「10年やってますって人でも、年1しかやならない人と毎日の人だったら全然違うわけじゃん。だから総時間で考えるべき」と力説した。

「屋上とライフル」でも、板倉独自の視点で日常のあれこれを捉え直している。特にお気に入りの一編は「グレープフルーツという名前は酷過ぎやしないか?」と「洗濯後靴下の片一方が行方不明になる謎がついに解けた」だ。板倉はネタばれに配慮しながらあらすじを説明し、購入を呼び掛けた。