俳優の永山絢斗容疑者(34)は16日未明と午後、ともに大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕された。出演予定だった来年のNHK大河ドラマは降板となる一方で、30日公開の出演映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編―決戦―」は予定通り公開することで内定したことがわかった。

 永山容疑者は大麻所持で2度逮捕されている。1つ目は4月に大麻を所持していた容疑。もう1つは15日夜の家宅捜索で見つかった乾燥大麻約1グラムについてだ。

 永山容疑者は4月の大麻所持については「記憶にない」と否認。家宅捜索で見つかった分に関しては認めている。

 逮捕のきっかけとなったのは、今年1月に知人から情報提供があったことだという。かなり早い段階からその話は一部メディアに持ち込まれ、動いている社もあった。

 逮捕を受けて、関係先は大慌てだ。2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」に藤原隆家役での出演が決まっていたがこの日、降板が発表された。

 大河ドラマよりもシャレにならないのが、30日公開の映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編―決戦―」だ。公開直前での出演者逮捕に「フジテレビも製作委員会に入っているのですが、担当者は逮捕の一報を受けて青ざめてましたね」(制作会社関係者)

 ただ、もはやこのタイミングでは撮り直しなどの手を打てるわけもない。公開・延期・お蔵入りの選択肢しかない。

 関係者の話を総合すると映画は予定通り公開する方向で内定したそう。
「前後編の後編だけやらないというわけにもいきません。ただ主演の北村匠海くんは、またつらい思いをするでしょう。単独初主演となった20年の映画『とんかつDJアゲ太郎』でも公開前に出演者が逮捕されましたから」(芸能界関係者)

 永山容疑者の兄は人気俳優の永山瑛太(40)。16日放送の「大下容子ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)では、直撃取材に「俺は許さない。それだけですね」「絢斗が俳優になりたいっていうのは、それは自分で決めたことですから、俺は兄として応援したかった」などと厳しい表情で語った。

 映画関係者によると、永山容疑者は兄のことを俳優の先輩として尊敬し憧れると同時に、コンプレックスも感じていたという。

「永山容疑者は一匹狼タイプで、周囲とうまくコミュニケーションを取ることができない面もあった。どんな演技もできる兄の出演作を見ると、苦しくなるようで避けていたこともある。インタビュー取材で兄に絡んだ質問があると、不機嫌になったことも。兄とは違う役者像を模索し続けていた」(映画関係者)

 普段は静かな印象の永山容疑者だが、酒が入ると「雰囲気が変わる」(関係者)といった証言もある。

 近年はアウトロー役で独特の存在感を放ち、兄・瑛太とは違った路線で俳優として成功への階段を上っている途中だったが…今回の逮捕により、全てが崩れ去り、周囲に迷惑をかける結果となってしまった。