タレントのラサール石井が23日、ツイッターを更新し、G7広島サミット(21日閉幕)の反対デモに理解を示した。

 ラサールはツイッターに、サミットの反対デモ隊が広島市内を練り歩き、機動隊と衝突して混乱する動画を引用して添付。その動画から「デモ隊はただ行進しているだけに見える。その行く手を間隔を狭め妨害しているのが機動隊。歩行困難で進もうとして接触した者を大勢で押さえつける」と分析した。

 デモ隊については「左翼過激派だと言うが何も過激なことはしていない」と擁護し、「むしろ警察が過激派だ」と機動隊の対応を疑問視。再びデモ隊について「市民ではない活動家だと言うが、活動家も市民だろう」とフォローしてみせた。

 この投稿には、機動隊が「あそこまで執拗に抑え込む必要があったのか」とラサールに同調するような意見や、「まじで迷惑極まりないな」とデモに首をひねるような意見がみられる。

 今回のサミット反対デモをめぐっては、警備にあたった警察官の肩を手で殴ったとする公務執行妨害の疑いで、デモに参加した男が21日、広島県警に逮捕されている。デモには過激派「中核派」のメンバーら約100人が参加し、「サミット粉砕!」などと訴えていた。