宇都宮競輪GⅢ「開設74周年記念 宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦」は21日、最終日の12Rで決勝戦が行われ、山田雄大(22=埼玉)目標からバック番手まくりを放った真杉匠(24=栃木)が突き抜けてV。2022年7月の小松島以来、通算3度目のGⅢ制覇を達成した。2着は真杉マークの佐々木悠葵(27=群馬)、3着はまくり追い込んだ浅井康太(38=三重)。
地元選手による大会制覇は、2009年の60周年記念を神山雄一郎(55=栃木)が制して以来14年ぶりで、真杉がゴール線を突き抜けるとスタンドは大喝采。地元のプリンスが期待に応える激走で栄冠をつかみ取った。「チャンスはあると思っていた。勝ちたかったし素直にうれしい」と喜びを爆発させた。
準決に地元から6人が乗り一気呵成と行くかに思われたが、仲間は次々と脱落し、残ったのは真杉だけ。だが、山田と佐々木との関東の絆で地元の牙城を守った。「山田君が本当に強かった。先行を増やせば、もっと強くなると思う」と頼れる後輩の出現に目じりを下げた。
2021、22年の日本選手権競輪で連続してGⅠ決勝に乗るなど特別戦線での活躍が目立ったが、他ではなかなか結果を残せず頭打ち。そんなある時、偉大過ぎる先輩・神山雄一郎から「焦るなって。俺の初タイトルは25歳だよ」との金言を授かった。この言葉に気持ちが救われ余裕が生まれた。
「24歳で地元記念を獲れて、良かった…」
目指すは神山雄一郎が歩んだ道。25歳では、その場所に立ってみせる決意だ。
富山全プロ記念競輪を挟み、6月には岸和田GⅠ高松宮記念杯競輪が控える。「同期の(山口)拳矢さんが2年遅れなのに、前回のダービーを取ったし、正直、焦りと悔しさがある。早く同じ舞台に立ちたい!」と確固たる信念で、ライバルたち、そして偉人超えを目指していく。












