ジャニーズ事務所が導入を発表していたジャニーズJr.の「22歳定年制」が31日、始まった。ここ数年で多数のジュニアがひっそりと事務所を去ったが、定年制の適用でその流れが加速。元社長の故ジャニー喜多川さんの体制からの脱却がさらに進み、シン・ジャニーズを構築していく。
ジュニアの定年制が導入されることは2021年1月に発表されていた。満22歳到達後、最初の3月31日までに事務所側と話し合い、活動継続の合意に至らない場合、ジャニーズでの活動は終了――という内容だ。
「最近はユーチューブなどの活動にもギャラが発生するようになり、ジュニアのままで食べていける子が増えてきた。デビューしなくてもいいと考えるようなジュニアが出てくるようにもなった。定年制には、基本に立ち返り、デビューを目指して活動していくことを促す意味も含まれたそうです」(芸能プロ関係者)
ただ、定年制が発表されてから、退所するジュニアが増え続けた。
「昨年は『炎の体育会TV』(TBS系)に出演した古謝那伊留(こじゃ・ないる)、髙橋真斗といった面々が辞めました。事務所から退所の発表はなく、ジュニアのサイト『ISLAND TV』からその名が消えることで発表の代わりになったりする。辞めた後、本人がSNSで報告するケースもあります」(芸能関係者)
人知れずに辞めていくのが大半でさびしい限りだが、それも無理はない。
「ジュニアは大所帯です。ジュニアの中で、『美 少年』『Aぇ!group』といったユニットに入っていない子はたくさんいて、事務所としては抱えきれないというのが本音でしょう。そもそもそれだけの人数を預かれているのも、ジャニーさんがいたからと言っていい。ジャニーさんが亡くなり、タッキー(滝沢秀明氏)も退社してイノッチ(井ノ原快彦)の新体制になって、この先デビューが見えないジュニアには別の道を提案していくのが、新しいジャニーズということでしょう」(芸能プロ幹部)
ジャニー体制からの転換になるが、裏を返せば、定年制が適用されないジュニアにはデビューの可能性が十分あるわけだ。
「現在、ツアー中で横浜アリーナの公演を成功させたばかりの『美 少年』なんかはデビュー秒読み段階といわれるユニット。ジュニアのユニットながら単独でCM出演したり、メンバーの岩崎大昇、那須雄登、藤井直樹、金指一世の4人は、4月から深夜ドラマに出演したりする。かなりの勢いを感じさせます」(前出芸能関係者)
大所帯のジュニアをふるいにかけ、見いだしたスター候補生により手をかけてトップアイドルへ押し上げていく――定年制という名の組織のスリム化が、新しいジャニーズの体制なのだろう。












