落語家の桂文枝(79)、笑福亭仁智(70)、桂吉弥(51)、桂雀太(45)、露の紫(48)が15日、大阪市の天満天神繁昌亭で行われた「第6回上方落語台本大賞」受賞作品発表会見に登場した。
次代に語り継ぎ、将来の古典となりうる作品の発掘を目的とした同賞。受賞作は5月22日に同所で行われる受賞作品発表落語会で披露される。佳作の3作は、「おつるの恩返し」を紫、「夫は前妻 嫁は元旦那」を雀太、「記念品贈呈・10分」を吉弥、優秀賞の「本の冗談」は仁智、そして大賞の「れいぞうこ」は文枝が演じる。
雀太は「作者の今井洋之さんが、めちゃくちゃ知ってる人やったんですよ。めちゃくちゃご縁を感じます」とびっくり。「今の時代を象徴した話になってるので、LGBTやスピリチュアルと絡められたら」と意気込んだ。
吉弥が演じる「記念品――」は、子供の結婚式を控えた父親のネタで「私、息子が22歳で娘が17歳。この作品を読んで、間もなくこんな気持ちになるんかと思った」と感慨深げ。「コロナで当たり前のことができなくなっている。当たり前の日常って大事やな、幸せやなと感じた」と語った。
作者の藤丸紘生氏は昨年の大賞受賞者で、かつて繁昌亭で働いていたことがあるという。現在はスポーツ紙で勤務しており、この日は記者として現場に駆け付けた。
選考委員長を務めた文枝は「LINEでもつながってて、『最近、来ないな』と思ってた。プロになってもおかしくなかったし、書くのが仕事にできて良かった。今の時代を捉えて笑いも入れている。こういう人が出てきたのは落語の未来も明るい。落語をよく見てるし聞いているから、ああいうものが書けるんじゃないかな」と絶賛。
ただ「僕としては新聞記者より落語家になってもらいたかったけど」と残念がった。












