吉本新喜劇の辻本茂雄(58)が27日、大阪市の吉本興業本社で行われた芸歴35周年記念会見に登場した。

 辻本は1989年に吉本新喜劇に入団。99年から内場勝則、吉田ヒロ、石田靖とともに座長に就任し、アゴネタや破天荒な爺「茂造」キャラで人気を博してきた。

 35周年を記念し、2019年2月に座長を勇退して以来となる、なんばグランド花月(NGK)本公演での吉本新喜劇の座長を務める(3月7日~13日)ほか、よしもと祗園花月でも自身が作・演出・出演する「天使の茂造」公演(4月28~5月8日)を開催する。

 くしくも、19年に同じく座長を勇退した内場が先日、NGKで芸歴40周年を記念した座長公演を開催したばかりとあって、辻本は「僕もなんばグランド花月を盛り上げたい」。

 公演では人気キャラの茂造に扮する。NSCの同期である「ティーアップ」前田勝と〝連れション〟した際、「茂造、テンポ良くてええわぁ」とホメられたそうで「テンポ良くやっていきたい」と意気込む。

 普段スポットライトが当たっていない座員の起用にも積極的だが、そこには間寛平GMへの感謝があった。

「『アゴネタをやめたい』と言って、3~4か月仕事がなくなった時に、寛平兄さんが代役で使ってくれた。そこで頑張って、その後にNGKでも主役を張れるようになった。人に恵まれてありがたいし、寛平兄さんには感謝してる。感謝してる方がGMになったんで、そのハートを継いでいきたい。山田花子、藤井隆のようにブレークする人間が出て、新喜劇を盛り上げたいという気持ちはGMと同じ」

 昨年に行われた「吉本新喜劇座員総選挙」では、アキに次いで2位になるなど人気は健在だ。

「茂造が最後にオンエアされたのはもう4年前。今来てくれてるお客さんは、4年前の茂造を知ってくれている人ばかり。もっとオンエアで茂造を見てもらえたら、営業やイベントでも、お客さんに入っていただけると考えてたけど、やらせてもらえなかった。やっと35周年でできることになったのでありがたい」と言葉の節々にも長年、座長として新喜劇を引っ張ってきたプライドがにじむ。

 最後は、「4年ぶりにNGKの昼公演で座長ができるのは光栄。お客さんに笑っていただいて、『また新喜劇見に行きたいな』と思っていただくものを必ず作る。みなさん、4年ぶりの茂造座長、見に来たらどうや」と自身のギャグを交えてアピールした。