映画「男はつらいよ」などに出演した俳優の佐藤蛾次郎さんが10日午前、東京都世田谷区の自宅で亡くなっていたことが12日、分かった。78歳だった。自宅の浴室で亡くなっているのが親族に発見されたという。
東京・銀座で経営していたカラオケパブ「Pabu蛾次ママ」を2020年末に閉店して以来、新型コロナウイルス感染症対策に留意して、対面取材を受けるのを控えていた。
近隣住民は「近所の公園でお孫さんと一緒に遊んでいらっしゃるのを見かけたことがありましたが、子供の成長は早いですし。最近、お見かけしないと思ったら、ひっそりとお亡くなりになったなんて悲し過ぎます」と話している。
Pabu蛾次ママで蛾次郎さんと話した人は多い。
ある芸能プロ幹部は「俳優として知られていますが、CDもリリースなさっていて、歌がお上手でした。お客さんにリクエストされたら、沢田研二の楽曲などで、若い女性も魅了していました。お若いころの銀座での武勇伝なども面白おかしく話してくださって、人情味のある兄貴でした」と語る。
また、同店を訪れた出版関係者は「ロス五輪で聖火ランナーをなさった蛾次郎さんのトーチがお店にはあって、昔話に花を咲かせていました。『寅さん』の現場でも振る舞ったという秘伝レシピの名物の薬膳カレーは、いつもすぐに売り切れていました。店が閉店してもイベントか何かで食べさせてくださるという約束だったのに残念です。ご冥福をお祈りします」としのんだ。












