女優・のん(29)が16日、都内で行われた「渋谷ファッションウイーク2022秋」にゲスト出演。公開ファッションショーで、東京・渋谷駅前の目抜き通りに敷かれたレッドカーペットを練り歩いた。

 のんはジャケットと一体化したレオタードに、モコモコ素材のスカートがついたドレス姿で登場。肩から腕、背中から尻にかけ和彫り風の花柄がビッシリ入り、胸元から股間まではボタンで留めただけという、ボディーコンシャスな装いだ。

 もともとローティーン向け雑誌モデルだけあって、ランウェイもお手の物。ドヤ顔でカメラのフラッシュを浴びた。

 この衣装は、文化服装学院の学生が制作した中から、のん自ら選んだお気に入りの一着。学院を訪ねたときを振り返り、「ヌード、ボディっていう1つのテーマを持ってみんな服を作ってるんですけど、みんなで違う発想を持って1つのテーマに取り組んでるんだな、っていうのがすごく見れて〝おもしろ~い!〟と思って興奮しました」。

 イベント後の囲み取材では「ムチャクチャ緊張してたんですけど、この赤塩(葉月)さんの作った無敵な衣装を着て歩けたので、ホントに強くなった気持ちで、楽しくランウェイ歩けたなと思います」と振り返った。

 のんにとって渋谷は「自分のキャリアの中ですごいキーになってる場所」だという。

「自分の始まり…みんなに知ってもらうことになったキッカケのドラマも渋谷で撮ってたし、『のん』になってからも、初ワンマンのライブをやったのも渋谷だったし、いろんな企画を渋谷で起こしてて、すごいお世話になってる街っていう感じです」

 のんが言うドラマとは、2013年のNHK朝ドラ「あまちゃん」のこと。演じた主人公・天野アキは、大人気アイドルグループ「アメ横女学園芸能コース」(通称アメ女)の2軍グループ「GMT47」メンバーという役どころだった。

 実はアメ女のセンター・有馬めぐ役を演じたタレント・足立梨花(30)もこの日、渋谷で写真集の発売イベントを開催。「あまちゃん」が出世作となった2人が、〝渋谷で美の競演〟という格好になった。