歌舞伎役者・市川中車としても活動する俳優の香川照之(56)によるクラブホステスへの〝性加害〟が波紋を広げる中、歌舞伎役者・中村芝翫(しかん=56)と女優・三田寛子の別居も発覚。芝翫の別宅には以前、不倫を報じられた女性の姿も…。こうも醜聞が続くのは、危機感を覚える梨園関係者による〝歌舞伎界浄化作戦〟が発動していたからだという。

 24日発売の「週刊新潮」で、香川は2019年7月に銀座のクラブでホステス相手に不適切な行為をしたと報じられた。ドラマや映画界で大活躍の人気俳優の醜聞が世間に与えた衝撃が収まらぬ中、29日発売の「週刊ポスト」は芝翫と三田の別居をスクープ。同誌の直撃に三田も別居を認めた。芝翫の別宅には昨年12月に不倫が報じられた40代一般女性が出入りしていることも伝えた。

 かねて風紀の乱れに危機感を覚えていた梨園関係者が言う。

「今、歌舞伎界は再びコロナ禍に直面している。歌舞伎座での『七月大歌舞伎』は計60人以上の感染者が出て、途中で全公演が中止になった。そんな中で『女遊びは芸の肥やし』がいまだにはびこるモラルのなさに時代錯誤だという厳しい指摘もある。真面目に向き合っている役者や関係者がほとんどの中で、歌舞伎界のイメージにも傷が付いてしまう」

 芝翫は江戸時代から200年あまり続く大名跡。歌舞伎界の手本となるべき立場ながら、何度も不倫疑惑が持ち上がり、今年3月のまん延防止等重点措置発出中にも40代女性との密会疑惑が報じられていた。

 過去も現在も歌舞伎界が〝火遊び〟に寛容な世界であることは間違いない。それでも香川と芝翫のスキャンダルがほぼ同タイミングで発覚した裏には、〝梨園健全化〟の動きがある。

「2人に共通するのは銀座界隈のクラブで飲むことが大好きで、『稽古をおろそかにしている』と思われていること。歌舞伎界では変わらぬ奔放さに憤りを隠さない関係者も多い。今回の女性問題発覚も、非常識を正そうとする身内からのリークと言われている」(演芸関係者)

 香川サイドや松竹関係者は、1年前に取り下げられた訴訟が掘り起こされたことに「示談が成立しているのに、誰が漏らしたのか」といぶかしがり、疑いの目を身近な人物に向けているという。

「香川は売れっ子俳優として多忙で、けい古不足になるのは致し方ないが、今は『THE TIME,』(TBS系)でMC業にも進出。忙しくてスケジュールが取れず、『歌舞伎のけい古はいつやるんだ』と、厳しい声が出ていたのも事実です。今回の件をきっかけに、歌舞伎界からも〝排除〟されてしまうかもしれない」(別の梨園関係者)

 香川、芝翫の次に浄化作戦のターゲットになるのは誰なのか。