当時妻だった米女優アンバー・ハード(34)に繰り返し暴力を振るったとした英紙サンの報道は虚偽だとし、米俳優ジョニー・デップ(57)が名誉棄損で訴えていた裁判でロンドンの高等法院は2日、記事内容が「おおむね事実」として、原告の訴えを退けた。
裁判によると、サン紙(電子版)は2018年4月、アンバーの証言をもとにデップについて「暴力夫」と表現。15年にデップの映画撮影のためオーストラリアに夫婦で滞在中、酒に酔い、薬物使用したデップに殴る蹴るの家庭内暴力(DV)を受けたと報じた。
また、アンバーの30歳の誕生日パーティー後、デップに顔を殴られ、目の周りにアザができたとする主張など、サン紙側が指摘したデップによる14件のDVのうち、判決は12件について事実と認定。度重なる暴力行為でアンバーが命の危険にさらされたとした。
判決はまた、夫婦の寝室にあったベッドでアンバーが脱糞したとし、度の過ぎた妻の嫌がらせに「離婚を決意するきっかけとなった」とのデップの主張についても言及。アンバーが飼っていた複数のイヌの中の1匹の糞である可能性が高いとの判断を示した。
米紙ニューヨーク・ポストの芸能サイト「Page Six」は、「この判決でアンバーは〝アンバー・タード〟の汚名を返上できそうだ」と伝えた。英語で〝タード〟は〝糞〟のこと。
デップ側はベッドの汚物がアンバーかアンバーの友人による嫌がらせだと主張。アンバー側は否定していた。
デップ側は判決が「困惑するほど不条理」だとし、上訴する構えだ。












