“女芸人マニア”として知られているお笑いコンビ「馬鹿よ貴方は」の新道竜巳が、これから“馬鹿売れ”しそうな女芸人をご紹介。今回はOLとして働きながら芸人としても活動するという、二足のわらじを履く女性ピン芸人の登場だ。
社会人として働きながらお笑いをやっていますが、才能を確実に感じさせる女芸人さんです。
【プロフィル】
芸名‥三七瀬(さなせ)
生年月日‥1993年4月9日
所属事務所‥TWIN PLANET
資格‥HSK(中国語能力試験)6級、秘書技能検定試験2級、普通自動車免許
特技‥中国語(中国に4年間住んでいたそうです)。全身で卵を割る(顔、鎖骨、あばら、膝、肘など)
昨年の女芸人№1決定戦「THE W」では、1回戦で敗退した方です。正直言って結果はまだ出せていません。東京のライブシーンでも、ほとんど知られてない存在です。しかしネタを見ると、すごく面白い。舞台度胸、自分の生かし方、覚悟…そういったものが舞台上からうかがえます。何よりいいところは決してムリしていない。自然体なんです。
事務所に所属したのは去年の10月1日。現在は芸人とOL、二足のわらじで活動していて、ライブには週に2~3回ぐらいのペースで出演されています。
芸人を目指したきっかけは、お笑い好きの幼なじみと「THE W」にエントリーしたことでした。初めて作った漫才で挑みましたが、残念ながら1回戦で敗退してしまいました。
でもそこからスイッチが入り、どんどんお笑いの魅力にのめり込んでいったそうです。お笑いライブに通いまくり、SNSで相方を募集。それからユニットを組んだり解消したり。そんなことを繰り返した結果、去年の12月末からピン芸人となりました。
最近では、僕がMCを務めている大喜利ライブに参加されていた時が印象的でした。回答のセンスが高く、一緒に参加していた男性芸人よりおもしろい回答が何個もありました。昔に比べると女性芸人は増えましたが、それでもまだライブに出ていると、女芸人さんの方が圧倒的に少ない。その割合にもかかわらず、あまり知られていない三七瀬さんが男性よりもおもしろい回答を連発するので、ちょっと意表をつかれました。
三七瀬さんのいいところは、ネタにやや下ネタも取り入れつつ、自分のキャラクターを客観的に見られていることです。ネタは自分の見た目を生かしたコントで、声量やオーバーアクションでお客さんからの笑いを誘います。自分のことを客観視しながら、これだけの要素をネタに取り入れるのは並大抵のことではありません。
最近は美人でおもしろい女性芸人が目立ってきています。ザッと挙げてみてもAマッソさん、ラランドのサーヤさん、紺野ぶるまさん、河邑ミクさん、ターリーターキーさん、エルフさん、茶々さんなど、次々に名前が出てきます。男性では思いつかないような発想とセンスでお笑い界を揺るがす存在がどんどん育ってきているんです。
そうした流れの中でデビューした三七瀬さんも美人なので、これからテレビに出るチャンスもつかみやすい。過去にはパイレーツさん、まちむすめさんなどはデビュー1年ぐらいでテレビ出演を果たしています。三七瀬さんにもチャンスは十分あるでしょう。
変わった趣味として、普段は鼻につく女の倒し方を研究しているそうです。自分の性格が曲がっているのを生かして、鼻につく女にいかに最大限のダメージを与えて倒すか、日々研究にいそしんでいる。何だかよく分かりませんが…。
そんな三七瀬さんに「どのような活動をしたいか」と聞いたところ、「自分で言うのもおこがましいですが、容姿をホメられるより先に面白いと言われる芸人になりたいです」との答えが返ってきました。
目標はやはり「『THE W』優勝です!」。昨年は1回戦で敗退してしまいましたが、ネタも大喜利もかなりの才能を感じさせる三七瀬さんだけに、大逆転の優勝に期待しています。
☆しんどう・たつみ 1977年4月15日生まれ、千葉県出身、本名・濱島英治郎。平井“ファラオ”光と組む「馬鹿よ貴方は」として「THE MANZAI」「M―1グランプリ」で決勝進出を果たした実力派。緻密なネタ作りに定評がある一方、女芸人ナンバーワン決定戦「THE W」では、予選会場に足しげく通い、ほとんどの出場者のネタを見るほどの“女芸人マニア”。












