◇上平真二(48)広島支部75期
元祖・ボートレーサーユーチューバーとして、すっかりおなじみとなった。きっかけは今から約2年半前、夫人の「そこ、座って」のひと言だった。ただ、ユーチューバーレーサー自体は増えたとはいえ、毎節しっかりレース回顧をする選手は上平のみ。元来が道中の立ち回りで着を稼ぐタイプの選手だけに、ファンにとってこれ以上ない見応えのあるコンテンツとなっている。
上平自身も「自分のレースを見るようになりました。勉強になってます。本当は若い子のターンをできる様になりたいと思っているんですが…。見栄えもいいですしね」と明かすようにレースの面でも、いい張り合いとなっている。
ユーチューバーとなった当初、8連続優出という記録を残したことがあったが、今年に入っても「もっと出せればいいけど、まずまずの足になってます」と優出ラッシュ。軽く7点を超える勝率をマークしており、ユーチューブ配信がレーサー人生を大きく変えたといっても過言ではないだろう。
そんな上平に最近、朗報が届いた。3021票を集め、5月に開催される地元・宮島でのSG「オールスター」出場が決定したのだ。他のSGは出場経験がある上平だが、「オールスター」は初。「ユーチューブでレース報告をすると、登録者のうち2000人くらいの方が見てくださっているみたいなんですよ。宮島での開催が決まって、(出場を)意識するようになりました。その方が投票してくれればと家族で作戦を立てて、ジタバタしました(笑い)」
そのユーチューブ配信も「最初は妻と娘がメインでしたが、最近は息子も口を出すようになりました(苦笑い)」と〝家内制手工業〟での制作が続いているが、家族一丸となって得た地元SGキップといえるだろう。
投票してくれたファンへの恩返しの気持ちを胸に「参加することに意義があるじゃないけど、見せ場は作りたいと思っています」と張り切っている。
オールスター以外の目標は選手として当然ともいうべき「グランプリに出場したいです。(シリーズに)3回出場させてもらえましたが、すごく雰囲気が良かった」と、年末の大舞台出場に置く。独特の緊張感だけでなく、最近はナイターで行われることが多くなり、これまで以上に華やかな雰囲気となっており、レーサーなら誰しもが何度でも味わいたい晴れ舞台。もちろん、出場するだけでなく、ユーチューブでビッグタイトル奪取を報告してくれる日を家族もファンも待ち望んでいる。












