ジャーナリストの青木理氏が13日、「サンデーモーニング」(TBS系)に出演し、北京五輪について「心から楽しめない」とコメントした。

 番組冒頭に司会の関口宏が「色々な問題を抱えながらオリンピックが進んでいる一週間と言ったらいいでしょうか」と切り出した。

 番組では、日本選手にメダルラッシュが続く一方で、首をかしげるような判定も相次ぎ、議論を呼んでいることを報じた。

 青木氏は「スポーツのすばらしさというのを痛感する一方で、なんか心から楽しめない。東京オリンピックもそうだったけど楽しめない。東京の場合でいうと命よりも開催の方が優先された感じもありますし。中国で言うと国威発揚というか人権よりも開催なんだ。政治利用の気配がものすごく強まっている」と私見を述べた。

 続けて商業化する五輪の問題を指摘。「結果的に東京もそうでしたけど開催費が膨大にかかる。商業化する、肥大化するオリンピックが原点からだいぶ外れてきた。このままいくと権威主義的な国家、あるいは国威発揚するような国家でしか今後、オリンピックなんて開けないんじゃないか。実際そういう傾向になってきてますよね」と話した。

「頑張っている選手たちの活躍を心から応援できない、心から楽しめない。オリンピックの在りようというのを根本から考えないと。多分、オリンピックそのものが行き詰まりかけているんじゃないかなということを痛感させられる東京、北京のオリンピックだったなって感じが僕はします」と話した。