女優・唐田えりか(24)らが主演を務めた映画「血ぃともだち」が5日、都内で一夜限りで上映された。新型コロナウイルスの影響、唐田の不倫騒動などで公開が4度も延期され、お蔵入り危機にあった。またこれらの理由以外にも公開が遅れたのは〝NiziU問題〟もあったようで――。
同作は、映画関係者や芸能プロ関係者の間では話題の作品だった。アニメ界の巨匠・押井守監督が低予算で挑戦した意欲作だったからだ。
唐田ら4人が主演。ほかに、牧野仁菜(にな)という名前がある。見慣れないが、人気ガールズグループ「NiziU」のNINA(16)だ。
女子高生(唐田)と吸血鬼(牧野)の学園物語。撮影は2018年で唐田は当時、10代だった。2020年4月に公開予定だったが、コロナ禍などで4度も延期され、一時はお蔵入り危機にあった。
公開が遅れた理由はコロナ禍だけではない。唐田が俳優の東出昌大との不倫を20年1月に報じられたことも遠因だったとされる。
「不倫報道後、唐田さんは活動休止状態に。女子高生役と不倫報道はミスマッチで、製作サイドは公開すべきか悩んだと聞きます」(映画関係者)
唐田は昨年9月に活動を再開。「その後、製作サイドが公開に向けて再び動き出しました」(前同)
もう一つ懸案だったのが〝NiziU問題〟だった。
「牧野さんは撮影当時、アミューズに所属していましたが、のちに離れて20年にソニー・ミュージックと韓国の芸能事務所が共同で手掛けたNiziUの一員としてデビューしました」(前同)
ここがネックとなったようだ。
「『血ぃともだち』製作関係者は『NiziUメンバーのNINAも出演!』と宣伝できないか模索したそうです。そのほうが話題になるので。でも、そもそも牧野さんは撮影当時、NiziUのメンバーではない。『NiziU』をうたえば権利問題が発生しかねません。韓国の芸能事務所との調整も煩雑で、断念したそうです」(前同)
キャストのクレジットは当時の芸名「牧野仁菜」で落ち着き、「NiziU」には一切触れなかった。
紆余曲折がありながら公開に踏み切ったのは、ファンを思ってのことだった。
「押井監督の作品のファンは公開を望んでいました。一方で、撮影から4年もたって通常公開するケースはなかなかない。だから、『一夜限り』が落としどころになったようです」(前同)
唐田がデリヘル嬢役を熱演した映画「死体の人(仮)」(公開時期未定)もトラブルに見舞われ、公開が危ぶまれていると一部で報じられた。唐田はこれから本格的に再稼働するが、その活動は何かと波乱含みかもしれない!?