京王閣競輪S級シリーズ「東京スポーツ杯」(FⅠ)が11日、開幕する。初日7Rには先月24日に練習中の事故で亡くなった成清龍之介さん(享年21=千葉)の師匠で叔父の成清謙二郎(37=千葉)が参戦する。
2月24日、成清はおいの訃報を参戦中のいわき平GⅢの前検日、競輪場で聞いた。
「昼の2時ごろに兄貴(貴之47=千葉・龍之介さんの父)から電話をもらって『冷静に聞いてくれ。リュウ、死んじゃった』って。そこからはよく覚えていない…」
すぐに契約を解除(当日欠場扱い)し、放心状態のまま帰宅。おいっ子の死を実感を持って受け止めたのは、遺体を自宅に運び込んだ時だったという。
「4日間ぐらいは家にいてくれたから、リュウとはいろいろ話もできた。それはよかったのかな。でも、そこから自転車に乗るっていう行動が俺にはできなかった。リュウの顔が出てきちゃう…。もう少し時間がかかると思います」
気持ちの整理がつかない中、兄の貴之は3月8日からの静岡FⅠに強行出場(決勝3着)。弟も今節の参加を決めた。「あんなの見せられたらプレッシャーですよね。兄貴のあれはすごい。俺は気合と脚は比例しないと思いますけど(苦笑)」。
報道陣の前では「また明日(11日)も囲んでよ。『3番手』だけのインタビューじゃダメだから」などと冗談を交えながら努めて明るく振る舞っていた。その走りに、拍手とエールを送ってほしい。












