31日のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で、3代目ヒロイン「ひなた」が子役で物語に加わった。成長期を演じる川栄李奈の登場はまだだが、一気に時間が進む「ワープ」が再び見られた。

 安子(上白石萌音)、るい(深津絵里)、ひなたの3人の女性が織りなす100年の家族ストーリーの同ドラマ。安子の子役時代が2話で終わったのと対照的に、るいは深津の登場まで赤ちゃんも含めて10人ほどが幼少時を演じた。そしてひなたは、この日の放送で冒頭は生まれて間もない姿だったのが、「家族3人 時を重ね」の字幕字幕とともに、チャンバラ少女に変貌していた。

 父・錠一郎(オダギリジョー)もまじえた食事の場に置かれたテレビに映し出されたのは、大竹しのぶ初期代表作の朝ドラ「水色の時」。1975年に放送されており、ひなたの誕生は前話で65年とされていたので、1話にして約10年成長したことになる。

 後時間枠放送の「あさイチ」では、MCの博多大吉が「一気に時間が進みましたね」と口火を切り、「朝ドラ、受け放題ですよ。どこからいきましょうか」と取り上げどころ満載感に〝嬉しい悩み〟をうかがわせた。

 過ぎ去った10年間に何があったのか。MCの博多華丸は「やっぱり、ジョーのトランペットでしょう」。大吉も「何をしたのかねぇ、この10年間。働いてる感じがまったくない」と応じた。プロのジャストランぺッターの夢破れ、るいと回転焼き店を始めたが、店頭に立つのはるいだ。

「配達とかいろいろやってるとは思うけどね、別でもちろん」。そうフォローした大吉は「じゃないとパンとお小遣いだせないですよ、あんなに。200円も」と指摘。劇中、ひなたは錠一郎から200円をもらって夏祭りに行き、イカ焼きとりんご飴を手に、射的やヨーヨー釣りを楽しんだ。

 75年は昭和50年。オイルショックと狂乱物価が尾を引いていた。大吉は「ただ200円であの時代、いくら何でもあれはちょっと買いすぎ。イカ焼きの時点で終わっている」。華丸も「ヨーヨー釣り、もう1回は無理だよね。物価分かるから、昭和50年」。華丸は70年、大吉は71年生まれで、75年は少年期にあたる。「意外とため込むタイプかもね、ひなたちゃん。お小遣いをね」と大吉は締めくくった。