演出家の宮本亞門氏が19日、日本テレビ系「真相報道 バンキシャ!」の取材に応じ、急死した女優の神田沙也加さん(享年35)を追悼した。

 神田さんが初主演したミュージカル「イントゥ・ザ・ウッズ」(2004年)の演出を務めた宮本氏。オーディションを勝ち抜いた神田さんだったが、自身が有名人の娘だから選ばれたと当初は疑っていたといい「とにかくあなた本当に一番良かったのだから、お願いだから信じてよって言った。そうしたら少し微笑んで、『私本物になりたいんです』って。『私はお母さんとは違う道を神田沙也加という一人の人間が、本気で生きていく姿をみんなに見てほしいです』って言ってました」と明かした。

 その上で「ずっとそれまで、松田聖子の娘さんというので、自分がしっかりしなきゃという思いがあったんだと思います。周りから見たら生き急いでるようなテンションの強さはあったと思います」と洞察。「今回何が起ころうと、何が起こっていようと、それ以上に彼女は本気で生きて、本当に素晴らしい歌や演技を観客に届けたことを知ってほしい。彼女が生きてきたから、そこで。でもつらいこともいろいろあったから。もちろん不安定な気持ちもいろいろあったと思います。でも、それをも超えて、ここまで生き抜いた神田沙也加という人はすごいなと思ってます」と心境を語った。

 最後に「贈るとしたらどういう言葉を?」と聞かれた宮本氏は「神田沙也加すごかったぞ。すごかったけど…短すぎるだろ、これじゃあ。と思うなあ」と無念の表情を浮かべた。


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