2021年GI開幕戦となるボートレース尼崎の「尼崎センプルカップ(開設68周年記念)」が12日、激戦の幕を開けた。

 初日注目の12R・センプルドリーム戦は地元・吉川元浩(兵庫=48)がインコースからすんなり逃げ切って圧勝! まずは幸先いい白星発進を決めた。

 同じく兵庫支部の先輩・金子龍介(47)は1Rでコンマ05のトップスタートからイン逃げ快勝! 返す刀で7Rは新田雄史(三重=35)とデッドヒートを展開。道中では全速ツケマイを連発して、2周2Mでまくり切る〝パワフル〟なレースで競り勝ち。初日唯一の2連勝を決めた。

 金子は「いいレースができた」とレース後は会心の笑み。ただし、機力に関しては「スリットから追いつかれる感じがあったし、もう少し欲しいね」と慎重なコメントだった。

 また、同じく古結宏(43)も5Rをイン逃げで勝利すると、9Rでも3着にまとめる活躍を見せるなど、初日は地元GIを盛り上げるべく〝兵庫旋風〟が吹き荒れた!