お笑いコンビ「中川家」の剛と礼二が1日放送の「あちこちオードリー」(テレビ東京)に出演し、M―1グランプリ初期の壮絶現場について語った。

 2001年に初代M―1王者に輝いた中川家だが、華々しい現在とは様子が違ったという。MCのオードリー・若林正恭が当時のM―1について「冷凍室でやってるみたいな。セットもちょっと暗いしネオンでバリバリじゃなかった。審査員がみんなこんな(しかめっ面)で」と感想を語ると剛は「全然笑わへんねん、審査員」と苦笑い。礼二も「全員がにらみつけてる」と当時を振り返った。

 その中で初代王者に輝いた中川家。剛は「今って優勝したら、みんな審査員も『おめでとう』やけど、僕らは終わった瞬間に松本(人志)さんと(島田)紳助さんが来て『2本目の途中、なんやあれ失敗したんか』みたいな」とまさかのダメ出しを食らったという。

 また礼二によると「楽屋帰ったら帰ったで、みんなから『おめでとう』って言われるかと思ったら誰もおらんかった」と明かした。

 今では優勝直後から仕事が急増する〝M―1バブル〟が訪れるが、剛は「次の日に普通に休んだ(笑い)。その当時はなかった」と現在との違いを語った。