菅田将暉(29)が主演のフジテレビ系月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」は初回から二桁視聴率をキープするヒット作となった。その中で菅田とともに存在感を放っているのが、女優・伊藤沙莉(27)だ。

 フジテレビ関係者は「ドラマは菅田演じる天然パーマがトレードマークの大学生・久能整が主人公。鋭い観察眼と知識を駆使し、淡々と自身の推理を述べて事件の真相に迫るミステリー。フジでは久々のヒットに映画化に向け動き出した。なんでも〝ポスト踊る大捜査線〟に仕上げると、若手クリエーターらは気勢を上げています」。

 沙莉が演じるのは新人刑事・風呂光聖子役で、ドラマに欠かせない存在になっている。「菅田が〝静〟の演技をしているのに対し、沙莉は徹底した〝動〟の演技。対照的な2人の演技で緩急がつき、視聴者は引き込まれていくのです。沙莉の存在を抜きにして『ミスなか』のヒットは語れませんよ」(ドラマ関係者)

 ドラマだけではなく、数々のCMにも出演するなど、飛ぶ鳥を落とす勢いだ。さらに兄が昨年の「M―1グランプリ」で準優勝した「オズワルド」の伊藤俊介というのは有名な話で、バラエティー番組からも多くのラブコールが届いている。

 兄妹は先月、トークバラエティー番組「まつもtoなかい~マッチングな夜~」(フジテレビ系)で初共演。「この時のやりとりが神回としてバラエティー関係者の間で話題となりました。本人たちはこれから共演するつもりはあまりなさそうですが、何とかもう一回引っ張り出そうと、各局バラエティー班はさまざまな企画を考えていますよ」(放送作家)

 オールマイティーな活躍が期待されている。