人気歌手のMay J.(33)が28日、大阪市内で初主演ミュージカル「ボディガード」(来年1月21日~31日、梅田芸術劇場メインホール)の取材会に登場した。

 ケビン・コスナーと故ホイットニー・ヒューストンさん主演で大ヒットした映画の舞台化。2019年の来日公演に続き、20年には日本キャスト版での初演を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、ほとんどの公演が中止に。この度、ファンの要望に応え再演が決まった。

 ヒロインのレイチェル・マロンを柚希礼音、新妻聖子とのトリプルキャストで演じるMay J.は、「小さい頃から『ボディガード』の映画を見ていた。その頃から歌手になりたかったので、彼女の歌声を聞いて歌の基礎の部分を学ばせていただいた。ホイットニーが演じたレイチェルを自分がやらせていただくとのことなので信じられない思いでした」と喜んだ。

 ミュージカル出演は、昨年の「ウエスト・サイド・ストーリー Season2」以来2回目。柚希、新妻とのトリプルキャストに「研究生みたいな感じでプレッシャーがある。柚希さんも新妻さんもベテランの方なので、たくさん学ばせていただきたい。ダンス、歌声、演じることも全て見て、学んで、自分も試してやっていきたい」と意気込んだ。

 作品については「音楽のすばらしさが感じられる。でも歌うのがすごく大変そう。15曲以上あって、歌手の1ステージ分ある。プラス踊りとセリフがある。自分が今までやってきた以上のエネルギーを使うなと感じました」と話し、「セリフの多さにびっくりしてます。セリフ覚えられるかな」とちょっぴり心配した。

 ボディガードのフランク・ファーマーを演じる俳優の大谷亮平については「テレビでしか見たことないんですが、ボディガードのイメージにすごいピッタリ。人の秘密をしゃべらない、秘密を守りそうな感じがします。紳士的な存在ですね」と笑った。

 東京公演は東京国際フォーラム ホールC(来年2月8日~19日)で行われる。