香川照之の怪演は「お腹いっぱい」か「まだまだ見たいか」。

 俳優の小栗旬(38)が主演を務めるTBS系日曜劇場「日本沈没―希望のひと―」(日曜午後9時)が10日、スタート。放送中にさっそく「#日本沈没」がツイッターの国内トレンド1位を獲得するなど、大きな反響を呼んだ。

 幾度となく映像化されてきた1973年刊行の小松左京による同名SF小説が原作。大きくアレンジを加え、2023年の東京を舞台に“日本沈没”の危機に立ち向かっていくさまを描く。

 10日の第1話でさっそく注目を浴びたのは、俳優の俳優の香川照之(55)だ。

 原作でも人気の田所雄介博士役で、関東沈没へ警鐘を鳴らした。

「日本地球物理学界の異端児」という名の通り、パーマをかけたヘアスタイルに、独特すぎる口調にネット上は“怪演”と話題が相次ぎ、演じた「田所博士」がトレンド入り。ネット上では同じ「日曜劇場」枠で昨年放送された「半沢直樹」で演じた大和田常務役と重ねる声が続出した。

「もちろん演技は全然違いますが、“クセの強すぎる演技”を重ねている。『半沢』では主役を食うほどの話題性で、大ヒットに導いた。もっとも『半沢』の時とは違って、今回は原作好きや小林桂樹が演じた映画版と比較して、『やりすぎ』『演技まで半沢を引きずらなくても…』など批判的な声もかなり多い」(テレビ関係者)

 香川といえば、日曜劇場に今回で11回目の出演となり、もはや“TBSドラマの顔”だ。

「社運をかけた朝の情報番組『THE TIME,』でも金曜司会に大抜てき。まさに“香川さん頼り”と言ってもいい状況です。朝と夜の登場で『お腹いっぱい』という声もありますが、ドラマが大ヒットすれば朝にも好循環をもたらすだけに、局内でも香川さんへの期待は上がるばかり」(TBS関係者)

 再び社会現象を巻き起こすドラマとなるか。