演歌歌手・岩佐美咲(26)が13日、東京・中野区のなかのZEROで「岩佐美咲 デビュー10周年記念コンサート~絆でつなぐ 未来へ~」を開催した。

 2012年2月1日「無人駅」でAKB48初の演歌歌手としてソロデビューしてから10年目となる岩佐。16年にグループを卒業し、演歌歌手一本での活動を始めてから、今年は5年目というメモリアルイヤーでもある。

 会場にはAKB時代からのファンも詰めかけ、拍手とペンライトで声援を送ると、岩佐は「10周年は一つの節目の年ですので、今日は皆さんに少しでも成長した岩佐美咲を感じていただきたいです」と笑顔であいさつ。デビュー曲「無人駅」から最新の第9弾シングル「右手と左手のブルース」まで、これまで発売したシングルの表題曲すべてを歌唱した。

 ステージ上では10周年を振り返る映像が流れ、アンコールでは、10月6日発売予定の通算10枚目のシングル「アキラ」をひと足早く初披露。10年間の集大成ステージで終始、客席を魅了した。

 岩佐は「17歳でデビューした日が昨日のようです。この10年、いろいろな思い出がありますが、その中でも特に『無人駅』でソロデビューした年にデビューイベントを千葉の国吉駅で行った光景はいまだに忘れられません」と振り返った。

 コロナ禍でコンサートができない日もあるが、「歌には人を元気にする力があると感じたので、もっともっとたくさんの方に岩佐美咲の歌を聴いていただけるようになりたいですし、私の歌で元気になってもらえたらうれしい。夢や希望を与えられるような歌手になりたいです」と話した。