稲垣吾郎 主演舞台で死刑執行人に「ぜひ演じてみたいと思っていた」

2021年04月22日 21時00分

左から稲垣吾郎、中村橋之助

 俳優の稲垣吾郎(47)が主演する舞台「サンソン―ルイ16世の首を刎ねた男―」(4月23日~5月9日)の初日前公開ゲネプロが22日、東京・豊島区の東京建物Brillia HALLで行われた。

 稲垣が18世紀フランス革命の時代に実在した「死刑執行人」のシャルル―アンリ・サンソンを演じる。

 サンソンはパリで4代目の死刑執行人。自らは熱心なカトリック教徒でありながら「死刑制度はなくさなればならない」という葛藤の中で自らの職務をまっとう。平等思想の観点からそれまで貴族と平民で違いがあった死刑執行の方法を「誰にでも平等に苦痛を感じさせない死を」とギロチン(断頭台)の発明にも一役買った人物でもある。

 稲垣は「久しぶりの新作舞台になり、良い緊張感で稽古を続けることができました。フランス革命期に実在した死刑執行人、サンソンは、僕がぜひ演じてみたいと思っていた人物でもあります。重い時代の中でも、社会を良くするために職務に忠実に生きた、サンソンという人物を精一杯演じたいと思います」とコメントを寄せた。

 演出の白井晃氏は「当初、このような時世の中で、これほどエネルギーを必要とする作品を作ることが本当にできるのか。大きな不安を持ちながら創作は始まりました」と告白。「フィクションの中にあるリアルを作り出すために、献身的に惜しみなく力を発揮してくれた、キャスト、スタッフの結束力がもうすぐ実を結びます、きっと」と力を込めた。

 同公演は東京公演のほか、大阪公演「オリックス劇場」(5月21~24日)、福岡公演「久留米シティプラザ」(6月11~13日)、横浜公演「KAAT 神奈川芸術劇場」(6月25~27日)が行われる。

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