お笑いコンビ「サンドウィッチマン」(伊達みきお=46、富澤たけし=46)がMCを務める特番「お笑い二刀流 MUSASHI」(テレビ朝日系)が、4月改編でレギュラー化することが22日、本紙の取材で分かった。最近では〝好感度No.1芸人〟として不動の地位を築いているサンドが、ますますその地位を盤石にしそうだ。

 同番組は昨年8月と11月に2回、特番として放送された。今回のレギュラー昇格では、4月から火曜午後7時枠に昇格するバラエティー番組「家事ヤロウ!!!」の〝後枠番組〟として「水曜午後11時15分からの準プライム枠になる予定」(広告代理店関係者)。

 番組のコンセプトはシンプルなネタ番組。昨年11月の第2回特番では「アンタッチャブル」「霜降り明星」など、M―1王者を始め、実力派コンビがズラリと並んだ。

「番組は人気芸人たちが『漫才』と『コント』の二刀流を披露するというものです。例えば、漫才のイメージしかないコンビがコントをやったり、その逆パターンでコント師が漫才を披露したりする。芸人たちの違った一面が見ることができるということで好評でした」(前同)

 サンドとテレ朝の〝蜜月関係〟も業界では知られている。

 現在のテレ朝出演番組は「帰れマンデー見っけ隊!!」「10万円でできるかな」「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」とレギュラー多数。今回の「お笑い二刀流――」も将来的にはゴールデン帯進出を見込んでの〝最終テスト〟として、準プライム枠に昇格するという。

 コロナ禍で広告収入が減っているテレビ局。今後は「ネタ番組が増える傾向にある」と指摘するのはテレビ局関係者。

「お笑い番組は若い層の視聴率が取れる。いま視聴率は世帯から個人、特に若い層を重視するようになっている。広告セールスに直結するからです。ネタ番組は制作費も抑えられるし、広告も売れる」(前同)

 しかもサンドは幅広い年齢層への好感度も高い。〝天下〟はしばらく続きそうだ。