元タイガース・瞳みのるが語る“弟”岸部四郎さん「もう一度、一緒に演奏したかった」

2020年09月23日 11時30分

岸部さんへの思いを語った瞳みのる

 1960年代、日本中を席巻したグループサウンズを代表するバンド「ザ・タイガース」。歌手の沢田研二(72)、現在は俳優の岸部一徳(73)らとともにオリジナルメンバーでドラムを務めた瞳みのる(74)が、同メンバーで8月28日に他界した岸部四郎さん(享年71)への思いを語った。

 瞳は四郎さんの実兄・岸部一徳とは中学の同級生。小学生時代から親交があり、バンド発足後に途中参加してきた四郎氏には「兄さん」と慕われていた。

「メンバーでは僕が最年長なのにね。それなのに一番若い四郎が一番最初に逝ってしまうなんて。本当に残念でならないですね」。“弟”に先立たれたショックが大きいという。

 瞳は9月19日、大阪市西成区の岸里で自身の74歳を記念したイベントを開催。岸里はメンバーと共同生活し、プロとしての第一歩を踏み出したアパート「明月荘」のあった原点で、恩返しのトーク&ライブだった。その直前というタイミングでの訃報に「もう一度、一緒に演奏したかった」と思いを吐露した。

 会場となった西成区民センターでは、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を実施。座席数を約半分の240席に制限し開催にこぎつけた。チケットは完売し、オールドファンのあたたかい拍手が響いた。

 イベントのラストには、この日に合わせてリリースした新曲「明月荘ブルース」を熱唱。「この曲を四郎に聞かせてやりたかった。ここで一緒にいて四郎に聞いてほしかったなあ」と感極まる姿は印象的だった。