渡哲也さん 紅白出場オファー固辞していた!「私が出てはみなさんに失礼」

2020年08月14日 21時29分

1986年にはいしだあゆみとデュエット曲「わかれ道」を発表した(1987年撮影)

 亡くなった渡哲也さんは俳優として数多くのヒット作に出演しただけではなく、歌手としても活躍した。1973年にリリースした「くちなしの花」が大ヒット。1974年と1993年の2回、NHK紅白歌合戦に出場している。

「93年の紅白に出場してもらうため、大変な苦労をしたというのはNHKの中でも語り草になっている」と音楽関係者。

 この年の紅白で渡さんは第一部のトリを務めた。「それこそ出場をお願いしても『ボクは紅白に出るような歌手じゃない』とか、『紅白は一流の歌手が出るもので私が出てはみなさんに失礼』などと言って、固辞したそうです。当時の渡さんも歌を出してはいたけど『やはり歌手一本でやっている人を前にしては…』という奥ゆかしい部分があったんじゃないかな」(前同)

 それでもNHKの熱意に負け、紅白に出場したのだが、そこでも決して自分が〝主役〟にならないように努めて一歩下がったという。

「フィナーレでは渡さんをステージの中心に導こうとしたのですが、渡さんは一歩下がってほかの歌手に譲ったという話です。それでも存在感があったので、目立っていました」(前同)

 気配りと優しさの人だった――。