プロ野球中断騒動の嵐フェスで露呈 ジャニーさん不在の〝巨穴〟

2020年10月26日 05時15分

新国立競技場から流れ込んできた嵐フェスの風船

 人気アイドルグループ「嵐」のコンサートでジャニーズがまさかの〝失態〟だ。東京・国立競技場で行った配信ライブの収録で使用した花火の煙や風船の影響で、神宮球場で行われていたプロ野球の試合を中断させてしまった。これに業界内から「演出の計算もできないジャニーズは大丈夫なのか?」といった声が続出しているという――。

 今年いっぱいで活動休止を発表している嵐は、無観客ライブ「嵐フェス 2020 at 国立競技場」の配信を、デビュー記念日の11月3日に行う。

 その事前収録を24日に行ったが、タイミングが悪かったのは、国立競技場に隣接する神宮球場で、ヤクルト―中日戦の真っ最中だったことだ。

 ヤクルトが7―2とリードして迎えた6回表に、左翼スタンド後方から豪勢な花火が打ち上げられて一時中断。さらに7回表にも大量の白い風船が空を舞い、グラウンド内にも進入して中断した。

「選手も観客もぼう然と見上げるしかありませんでしたね。『いったい、何だ、何だ』と。花火の後、モクモクと煙も大量に漂ってきて、とても試合ができる状態ではありませんでした」(その場にいた観客)

 それだけではない。観客たちがその様子を動画や写真にしてネット上で拡散してしまったから大変だ。

 ある芸能関係者は「花火と風船は、おそらくフィナーレの演出でしょう。それがバレてしまった。すべての演出が露呈したわけではありませんが、ちょっとバツが悪いですね」と指摘する。

 旧国立競技場は2008年から嵐が毎年コンサートを行ってきた。〝聖地〟と言っても過言ではない場所だ。今年は東京五輪・パラリンピック用に新しく作られた新国立競技場で5月に開催する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期になっていた。

 芸能プロ関係者からはこんな声もある。

「隣接していると言っても、国立競技場と神宮球場は200メートルほどの距離がある。それなのに花火の煙や風船の影響が及ぶなんて、演出の計算が全くできていない。これまでいろんなイベントを行ってきたジャニーズがこんな初歩的なミスを犯すなんて、考えられない」

 昨年7月に亡くなったジャニー喜多川さん(享年87)はステージ演出のプロだった。細部までこだわり、ミスが出ないよう徹底した。それだけに「ジャニーさんが生きていたら、野球の試合を中断させるほどの演出ミスは絶対になかった」(同)という声が出るのも当然だ。

 加えて最近のジャニーズは不祥事続き。今年7月末には、山下智久が亀梨和也とともに未成年女性と同席して飲酒していたことが発覚。女性を〝お持ち帰り〟した山下は一定期間の芸能活動自粛、亀梨には厳重注意処分が下された。

 嵐のバックダンサーを務めたジャニーズJr.のユニット「宇宙Six」のメンバーは前代未聞の〝闇スロット通い〟が判明。メンバーは契約解除となり「宇宙Six」は解散に追い込まれた。

 今回のプロ野球中断騒動も風向きなどの影響があったとはいえ、現在の事務所の内情を象徴するかのようだ。

「来月3日に配信される嵐フェスで、花火や風船が出てきた時に『これでプロ野球が中断したんだな』と思い出されることでしょう」(同)

 ジャニーズは公式サイトで「神宮球場、両球団選手及び関係者、視聴者の皆さまには、ご迷惑をお掛け致しました事を、深くお詫び申し上げます」と謝罪コメントを発表したが、嵐の最後のライブでミソをつけてしまったようだ。