21日に開幕した広島競輪は、早朝から激闘が展開された。中でも、初日3Rをまくりで快勝した地元・和田誠寿(29=広島)の気配が光っている。逃げた小川達也ラインの3番手をキープすると、満を持して2角まくりを決めた。追走した高津晃治(41=岡山)は「青いところ(ゴール前30メートル)から抜きにいったが、感覚がいつもと違った。踏み直してたわ…」と舌を巻くほど。和田自身も「まくり切ってからはニュートラルに入ったし、最後も踏み直せました」と満足げで「今は走っていても楽しいです!」と充実の表情を浮かべた。

 長らくS級で活躍した和田誠吾(55=広島)の息子という前評判もあり将来を嘱望されたものの、なかなか結果を残せなかったが、ここにきて急上昇。「今期は(S級点も)狙っていきたい」とハングリー精神も芽生えた今なら、地元での初優出→初優勝までやってのけても不思議はない。