ボートレース浜名湖のプレミアムGI「第35回レディースチャンピオン」は5日、予選2日目の熱戦を展開した。

 ここまでは初日12R「ドリーム戦」を快勝した遠藤エミ(33=滋賀)が2日目も1、2着と絶好調。さらに同ドリーム戦2着だった守屋美穂(32=岡山)にいたっては、この日連勝とさらにペースアップ。この両者が敢然とV戦線をリードしている。

 一方、地元期待の長嶋万記(40=静岡)も予選突破に向けて、辛うじて首の皮一枚つなげた。ここでは、この長嶋にスポットを当てる。

 悲願のGI初制覇をもくろみ、地元の大舞台に乗り込んできた長嶋だったが、前検日の抽選で決まったパートナーはワースト級の62号機。初日は4、6着発進と、いきなり試練を迎えた。

 2日目5Rは背水の陣ともいえるセット交換(ピストン2個、ピストンリング4本、シリンダケース)の大手術を施して臨戦。3コースからのまくり差しで守屋に迫る2着と意地を見せた。

「(足は)良くなっています。初日の足なら、まくり差しに入れていなかった」と安堵の表情を浮かべた。それでも寸暇を惜しむかのように、調整の手を緩めなかった。レース後も整備やプロペラ調整、試運転を何度も繰り返し、愛機に〝喝〟を入れた。

「レースが終わってからさらにマフラーを交換したら、また良くなっていましたね。今なら中堅にはなっている」と好感触を確認すると「これで気持ちも違ってきますね。前向きになれます」と本来のポジティブさも取り戻した様子だった。

 そして前夜、東京五輪のベスト4入りを決めた女子バスケットボール日本代表になぞらえて「これならスリーポイント(シュート)を決められるくらいにはなりましたよ(笑い)」と、ようやく顔をほころばせた。

 もちろん3日目(6日)以降もまだまだ試練は続くが、最後は〝ブザービート〟を決めるつもりだ。