ボートレース宮島の「第11回富士通フロンテックカップ」が23日に開幕した。今大会は4日間の短期決戦で24日(2日目)は早くも準優勝戦に進出するベスト18入りを争う予選最終日となる。

 初日唯一の連勝ゴールを決めて、得点率争いをリードするのはベテラン渡辺伸太郎(53=佐賀)だ。初日前半7Rの4カド戦をまくり差しで制すると、後半11Rのイン戦もコンマ13のトップスタートから難なく押し切った。

 前検日は2連対率26%の22号機に対して「スタートが届かないし、全然いいところがない」とため息をもらしていたのだが、ベテランならではの調整力を発揮して、見事に機力の立て直しに成功したようだ。

 渡辺は「キャブレター調整とプロペラを自分のパターンに丁寧に叩き直した。前検日と比べれば乗り心地、スタートの行き足は良くなっている」と手応え十分な口ぶり。

 もっとも「11Rでは畑和宏(49=広島)選手に追いつかれていたし、足は威張れるほどじゃない」と浮かれる様子はなく「初日は競り合っていないので、競った展開の時にどうなるか。短期決戦だけに大きな着は取りたくない。2日目も1着が取れたら最高だけどね」と笑った。

 渡辺は2度のGⅠ制覇を含めて、通算30回優勝の実績を誇る巧腕レーサー。しかし、今年はすでに半分が終わろうとしている中で、一度の優出すらない状況。初日を最高の結果で終えたとなれば、今大会は昨年12月の三国一般戦以来となる、久々の優出のチャンスも十分だろう。