函館ミッドナイト競輪(FⅡ)が21日、開幕した。1Rでは脳梗塞を克服した中山健(37=新潟)がまくりで2着。復帰戦での予選クリアに安堵の表情を見せた。
中山が脳梗塞に見舞われたのは、京王閣競輪に参加中の4月2日。宿舎で朝食を終えた後に右半身が動かなくなった。幸い症状は軽く、病院に搬送される時には自力で歩けるほどだったが、即入院して3週間の療養。3週間の練習期間を経て復帰にこぎつけた。
「今思えば倒れたのが宿舎でよかったのかも。周りの人が助けてくれて、すぐに救急車も呼んでもらえた。運がよかったと思うことにします」。2年前には心臓を手術するなど、ここ数年は命にかかわる大病の繰り返しだが、そのたびに、不屈の闘志で戦列に復帰した。
「いろいろ中途半端な部分が多かったし、休む前に比べたらまだまだ。出切ってからも余裕がない」と、仕掛けの迫力やスピードの乗りには物足りなさが残る。だが、ここまでこぎつけられたことが大きな一歩でもある。
「今日(初日)は緊張した。走りながら一つひとつですね」。準決でワンランク上のスピードを体感するのも、復活への貴重な一歩になる。












