こんにちは、東スポ競輪アンバサダーの太田理恵です!

 先日の寬仁親王牌は石原颯(26=香川)選手がGⅠ初優勝を飾りました。勝ち上がりからも調子の良さが感じられ、準決勝では真杉匠(27=栃木)選手の先行を叩き、3着に粘る強さが印象的でした。

 8月のオールスター決勝では四国ラインの先頭で走り、犬伏湧也(31=徳島)選手のGⅠ初優勝に貢献した石原選手。今回の決勝では、犬伏選手の番手からの優勝となりました。

 あまり人の後ろを回る機会のない石原選手は別線に絡まれる可能性もありましたが、強烈なダッシュにも離れずぴったり追走し犬伏選手の番手をキープ。そして2角から自力に転じてチャンスをモノにしました。普段から先行をしている選手だからこそ、優勝を喜んだファンの方も多いと思います。

 これで犬伏選手、石原選手がグランプリへの出場を決めました。またオールスターと寬仁親王牌の決勝でラインを組んだ松本貴治(32=愛媛)選手も現在賞金ランキング11位で、賞金でのGP出場の可能性もまだ残っています。松本選手もグランプリに乗れば四国勢にさらに厚みが出ます。勢力を拡大している四国勢に競輪祭でも注目しています。

 また寬仁親王牌でGⅠ初優出を決めた木村皆斗(25=茨城)選手がこの大会で大きなインパクトを残しました。二次予選では石原選手に叩かれるも3番手を取り切り準決勝の権利を獲得。

 そして準決勝では深谷知広(36=静岡)選手の後位に飛びついて番手をどかすと、内からすくってきた嘉永泰斗(=熊本)と激しい並走になりましたが、これを外からキメて深谷選手の番手を確保し、さらにそこから自力に転じて抜け出しました。

 結果的に同県の吉田拓矢(31=茨城)選手とワンツーが決まり、ゴール後に喜びが溢れる姿を見ることができました。決勝こそ犬伏選手に叩かれてしまったものの、最後まで諦めずに踏む姿が印象的でした。

 その前の岸和田FⅠ(8月26~28日)の初日特選では、取鳥雄吾(31=岡山)選手を相手に突っ張り先行で逃げ切りのレースもありました。関東地区に新たに加わったピースに、今後も要注目です。

 また、A級では石田拓真(25=愛知)選手の動きが目を引きます。8月は優勝も2回あり、今月の小倉FⅠ(11~13日)初日特選では単騎で別線の仕掛けに乗って行き、2コーナーからすかさずまくって1着を取りました。

 準決勝では鐘先行で押し切りと調子の良さを感じました。先行でもまくりでも、そして単騎でも好成績を残す石田選手は、常に狙いたい選手です!

☆おおた・りえ 1992年6月22日、東京都生まれ。東京大学大学院卒。ミス・ワールド2014日本大会審査員特別賞、同大会2015実行委員長賞、同大会2020日本伝統文化賞受賞。