虎党への感謝を胸に海を渡る。阪神・佐藤輝明内野手(27)が21日にポスティングシステムを利用した今オフのメジャー移籍が容認されたことを受け、報道陣の代表取材に応じた。

 19日に球団がメジャー挑戦を正式に容認したことを発表。長年の夢に向けて大きな一歩を踏み出した虎の背番号8は「そうですね。まずはポスティング容認してくださった球団関係者の皆さんに本当に感謝の気持ちを伝えたいなと思います。入団した時からずっと大切に育てていただきましたし、そういう感謝の気持ちを伝えたいですね。あとはどんな時も応援してくださったファンの皆様に心から感謝を伝えたいなと思います」と率直な思いを明かした。

 タテジマを着て過ごした6年間には数え切れないほどの思い出が詰まっている。中でも印象に残っているのが、苦楽をともにした仲間たちとの出会いと聖地を包み込んだ大歓声だ。

「色々ありますね。チームメートのみんなと、ほんといい先輩後輩に恵まれましたし、本当にいい関係を築けたのは一生続いていくと思うので、そういう人間関係を築けたのはすごい印象的ですし。あとは甲子園の大歓声っていうのはね、ほんとに世界一だと思うんで、それが印象的ですね。個人的には23年の優勝の時はすごい歓声で、あれはちょっと忘れられないっすね。1番すごかったんじゃないかなと思います」

 2023年には18年ぶりのリーグ優勝と38年ぶりの日本一を経験。今季も球団初のリーグ連覇に導くなど、歓喜の瞬間を虎党とともに分かち合ってきた。一方で結果が出ずに苦しんだ時期もあったが、どんな時もスタンドから送られる声援が大きな支えとなっていた。

 ファンへのメッセージを求められると「本当にいい時も悪い時も声援を送っていただいて、グランドに立つたびにそれが力になりましたし、この6年間、ファンの方に育てていただいたと言っても過言ではないので。本当に感謝してます」と改めて感謝の言葉を口にした。

 慣れ親しんだ甲子園を離れ、世界最高峰の夢の舞台へ。虎党の大歓声を力に変えてきた虎の主砲が、今度は海の向こうで新たな歓声を巻き起こす。