舞台「JAPLIN vol.22『でんすけ~余興・終演~』」が11月4~8日、東京・新宿シアタートップスで上演される。若き日の主人公を描く新作「余興」と、その後の人生を描く「終演」の2本立てで、夢と家族の間で揺れ動く1人の男の生きざまを描く。
「でんすけ」は、第4回せんがわ劇場演劇コンクールで好評を博したJAPLINの看板作品。今回が3度目の上演となる。
脚本・演出の桒原秀一は「『でんすけ』を書き始めた時から、描きたかったのは特別な英雄ではなく、誰かを大切に思いながら不器用に生きる人たちでした。今回は若き日の田介を描く『余興』と、その後の人生を描く『終演』を2本立てで上演します。夢を追うこと、家族を持つこと、諦めること、守ること。そのどれもが人生の一部です。笑いの中にある切実さと、何気ない日常の尊さを、今の自分だからこそ描ける形で届けたいと思っています」とメッセージを寄せた。
「余興」では芳村駿が主演する。一方「終演」で主演を務めるのは、俳優の直江喜一(63)だ。直江といえば、1980年放送のTBS系ドラマ「3年B組金八先生」第2シリーズで、不良生徒の加藤優役を演じて一世を風靡したことで知られる。いわゆる〝腐ったミカン〟のエピソードで強烈な存在感を放ち、お茶の間にその名を刻んだ。
1975年に劇団こまどりに入団し、俳優として活動。金八先生でのブレーク後は歌手デビューも果たしたが、その後、芸能界を一時離れ、建設業界へ転身した。2008年ごろから芸能活動を再開。現在もドラマや映画、舞台に出演する〝二刀流俳優〟として活躍している。2025年には吉本興業とマネジメント契約を結んだ。
今回演じる田介は、かつてお笑い芸人を目指しながらも、家族を守るために夢を手放し、大工として働く男。娘・瑞樹の結婚をきっかけに、再び人生の大きな選択を迫られる。
かつて俳優として脚光を浴びながら、家族や生活のために建設業界へ身を転じた直江。現実の人生でも、夢と仕事、家族との向き合い方を模索してきた経歴は、今回の主人公と重なる部分が少なくない。












