ケガに泣き不本意な形でシーズンを終えたドジャースの大谷翔平投手(32)は来季も投打二刀流の継続を明言しているが、逆風が吹きまくっている。米スポーツサイト「クラッチ・ポインツ」は18日(日本時間19日)に「大谷がケガに悩まされた2026年を最後に投手を終えるべきだ」と提言した。

「大谷翔平は野球界屈指の傑出した投手であるからドジャースは難しい決断を迫られている。2026年のマウンド上での成績は圧倒的だったものの、シーズンを終えるケガは彼の投球以外の面にも悪影響を与えた。ドジャースは最も価値ある選手を守るためにも二刀流の中止を検討すべきだ」

 大谷は今季、14試合に先発して8勝2敗、防御率1・79、WHIP(1イニングに許す走者数)0・95、85回2/3で95奪三振、13試合で6回以上投げ、クオリティースタート(6回以上投げ、自責点3以下)が12試合と超エース級だ。しかし、7月10日(同11日)に左ヒザの炎症で登板を回避。上腕二頭筋の炎症も重なり、9月7日(同8日)に自身の口から今季中の投手復帰断念を語った。

 ケガは打撃にも影響した。8月18日(同19日)以降、15日(同16日)のブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦の2回に特大3ランを放つまで115打席ノーアーチ。大谷の不振が敗退の原因の一つだった。

 同サイトは「投手としてのプレーをあきらめることは小さな調整ではなく大きな犠牲となるだろう」と理解を示すも「打撃専任という役割こそが彼の価値を最大限に引き出す最も確実な方法だ。健康な大谷がエリート級の指名打者として活躍すればMVP級の戦力になる」と指摘した。

 今季はケガの影響で打率2割7分5厘、30本塁打、81打点、OPS0・889で移籍後3年目でワーストだった。これまで2年間が凄すぎただけで、主力打者としては悪くない数字だ。

 打者専念までは行かないが、米ヤフースポーツは「ドジャースはプレーオフ進出やナ・リーグ西地区優勝のために大谷の登板を必要としていない。しかし、ポストシーズンに向けて彼が健康な状態でいることが必要だ」と1年通じての二刀流を疑問視している。

 また、地元紙「カリフォルニア・ポスト」は「大谷は打撃と投球のフルタイム生活に別れを告げる」と報じ、投手を続ける場合は「登板間隔を空ける」「シーズン序盤は登板させない」などの制限を設けるべきだと主張している。

 来年7月に33歳になる大谷。2033年まで契約は7年残っている。考えを変えるべき時が来たかもしれない。