カブス・鈴木誠也外野手(32)の市場価値が高騰中だ。今季限りで5年契約が満了となり、来季の所属球団がどこになるのか米メディアを連日にぎわせている。

 今季は143試合に出場して打率2割7分、26本塁打、86打点、OPS0・841をマークし、守備力の向上も評価されて右翼手部門でゴールドグラブ賞の最終候補にも残った。攻守にわたる安定した活躍で外野手としてFA市場の目玉の一人となっている。

 当然、カブスとしては来季も必要な戦力。球団の専門メディア「CUBBIES CRIB」は17日(日本時間18日)に「イアン・ハップと鈴木という主力野手の退団に直面している。1人は新たな契約で呼び戻す方法を探す必要がある」と流出阻止を唱えた。

 鈴木の契約は5年総額8500万ドル(約135億円=当時)で年平均1700万ドル(約27億円)だった。同メディアはプロスポーツ選手の契約などをデータ化する米サイト「spotrac」がはじき出した「4年総額9000万ドル(約142億円)」「平均年俸2250万ドル(約56億2000万円)」の予想価格をもとに「カブスは鈴木を呼び戻すためにあらゆる手を尽くすべきだ」と資金の捻出を迫った。

 ところが、同日のうちに「spotrac」が示した鈴木の〝適正価格〟は「4年総額1億0996万ドル(約173億8000万円)」まで上昇。一気に2000万ドル(約32億円)近くも跳ね上がった格好だ。

 鈴木にとっては選手としてそれだけ高い評価を得ている証しでもあるが、価格が高騰するほど残留の可能性が低くなっていくことも考えられる。波乱含みのオフとなりそうだ。