真逆の反応だった。第103回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会(17日、東京・立川市)、法大は10時間40分8秒で10位に入り、2年ぶりの本大会出場が決定。選手たちはうれし涙を浮かべたが、指揮官の表情は厳しかった。

「10位法政大学」とアナウンスされると、祈っていた選手から歓喜の声が上がった。予選会は上位10校が本大会に進める中で、前回の予選会は10位立大と17秒差の11位。その悔しさを知る選手たちは喜びを爆発させ、主将の野田晶斗(4年)は「最高の気分と同時に安心して、本当に涙が止まらなかった。良かったという気持ちでいっぱい」と頬を緩めた。

 箱根路への道をつないだ一方で、坪田智夫監督は「しっかり通過できるチーム状況だと思っていた。天候的にはちょっと気温は高かったけど、ゴールタイムが10時間40分。目標と非常にかけ離れたタイムなので、厳しい結果として受け止めている。これだと本大会では全く勝負できない」と指摘。「どういったところが悪かったのかをもう一度見直さないといけない」と振り返った。

 現チームは主将の野田を中心に、届かなかった17秒を埋めるための努力を続けてきた。指揮官は「人間的にもこの1年間、チームを引っ張らなきゃいけないプレッシャーがありながら予選会も挑んだと思う。一番17秒というのに悔しさを感じた選手だと思うが、そういったところで言うと、彼は競技面、人間性というところで非常に大きく飛躍した」と称賛。チームにさらなる奮起を求めつつも、リーダーには温かい言葉を送った。