ドジャースはブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)でブルワーズに4連敗を喫して敗退。ワールドシリーズ3連覇に夢は砕け散った。米スポーツサイト「クラッチ・ポインツ」は16日(日本時間17日)は「衝撃的な幕切れとなったが、ドジャースに同情する必要はない。強力なファームシステムのおかげで再建に向けて万全の態勢を整えている」と報じ、その一環としてテオスカー・ヘルナンデス外野手(34)の放出を提唱した。

 MLB公式サイトは8月に発表したMLB30球団のファームシステムランキングで、ドジャースは1位にランク付けしている。FAやトレードで大物選手を獲得している「悪の帝国」のイメージが強いが、マイナー組織も充実しているのだ。しかし、米スポーツサイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者の見解を基に、そのファームシステムの穴を指摘した。

「有望株の多くが外野手である」。球団の有望株ランキングの1位はホスウェイ・デパウラ(21)だ。メジャーで11試合に出場し、ポストシーズンでもロースター入りした。2位はエドゥアルド・キンテロ(21)、3位はマイク・シロタ(23)と並ぶ。6位はチャールズ・ダバラン(22)、7位は一塁手と兼任のジェームズ・ティブス3世(24)とトップ10の半数が外野手なのだ。

 今季のデパウラは大谷翔平投手(32)が負傷者リスト入りしたことでチャンスが回ってきたが、有望株にプレーする機会を与えるためにはロースターに空きをつくる必要がある。そこでローゼンタール記者は「ドジャースのトレード問題解決策は、左翼手のテオスカー・ヘルナンデスをトレードすることだ」と提唱している。

 テオスカーは移籍1年目の2024年は33本塁打、99打点、25年は25本塁打、89打点と安定していたが、今季は16本塁打、64打点とやや低調。守備のまずさが再三指摘されている。

 同サイトはドジャースのロースターはベテラン選手が大半を占めており、若くてダイナミックなプレーのブルワーズの外野陣と差は歴然だったと指摘。「チームに若さと活気を注入するためには(テオスカー)ヘルナンデスようなベテラン選手を手放すのも理にかなっている」とまとめている。

 新労使協定の交渉が難航していることから今オフは不透明だが、フリードマン編成本部長の〝打つ手〟に注目だ。