ボクシングの元東洋太平洋スーパーバンタム級王者でWakeRise会長の和気慎吾氏はYouTube「リーゼントチャンネル」で、フレアジム会長の赤井祥彦氏と注目の話題について意見を交わした。

 9月27日に行われたWBC世界バンタム級タイトルマッチで挑戦者・那須川天心(帝拳)が王者・井上拓真(大橋)に0―3で判定負けし、王座奪取に失敗。昨年10月の王座決定戦に続いて連敗を喫した。

 そうしたなか、WBAから発表された9月度の世界ランキングで、天心は6月度の同級8位から3位に上昇(7月度と8月度はWBC王座挑戦のためランク外)。敗戦にもかかわらずランクアップしたことが物議を醸している。

 赤井氏が「これが結構言われている。負けたのにランキング上がるんですか?みたいな」と切り出すと、和気氏は「しかも、8位だったところからね。8位から1回外れて3位に。普通だったら、負けてるから8位から下の9位、10位ぐらいに入ってくるんだったら、まだ何となく分かるんだけど」と分かりにくさを指摘する。

 和気氏は「これって正直なところジムというか、プロモーターの努力だと思う。プロモーターがこの選手を落とさないように、WBAとかWBCの本部に持ちかけて…という努力も大きいと思う。全世界に(選手が)いっぱいいる中で、頑張って『落とさないように何とかしてくれ』と話を持ちかけることによって残りやすくなったりするところは分かる」と私見を交えて解説した。
 
 赤井氏が「あとは人気、絶対ある」「ファイトマネーの何%かが承認料で入る。しっかり注目、数字を持ってお金を持ってる選手というのは残りやすい」と興行面の事情を挙げると、和気氏も「実力だけじゃないところもあります」とうなずいた。

 その上で、赤井氏は「やっぱり一番はランキングの活性化。世界タイトルマッチを同じ選手ばかりで回すんじゃなくて、新鋭が入ってきたり。負けたら(ランキングが)下がるという世界の中で、みんながしのぎを削るのが理想的。ファンが見ても分かりやすい姿なのでは」と統括団体へ向けて提言した。