国民民主党の玉木雄一郎代表は8日に開かれた衆院本会議で、高市早苗首相の所信表明演説(6日)に対する代表質問を行ったあと報道陣の取材に応じた。
玉木氏は、今年2月の衆院選で自身を支援しなかった地元2自治体(那須烏山市、那珂川町)の道路予算を「大幅にカットした」と身内の会合で発言をした簗和生農水相への問題をめぐって質問を行った。
簗氏から問い合わせを受けた国交省は6日、調査結果を公表し予算減額の働きかけは「なかったと思う」とし、簗氏はこの日も那須烏山市、那珂川町の道路予算の減額を求めたことはないと改めて否定した。
「私が聞いていて、正直に答えているような気がしなかったです」と振り返った玉木氏。
「(簗氏は)減額を求めたことはないと。増額要求があって『増やしてほしいんだけど』という話はあるが、(今回の場合は)結果として削っているし、(発言を)撤回していますが、応援してくれないところは削るという話を自分でやっている。それで地元の要望を受けて一生懸命予算獲得に頑張ってきたから、それは増やした場合の説明であって『減らせ』といったことの説明にはまったくなっていなかった。納得もできないし、あの説明ではとても『納得感』も得られません。不十分な説明責任の果たし方です」と指摘した。
高市早苗首相は簗氏の問題について玉木氏から質問を受け「しっかりと説明したうえで襟を正して職責をまっとうしてほしいと考えております」と更迭しない考えを示した。
「高市総理は『仕事で返せ』ということをおっしゃっていたが、そのまえに疑念を晴らすような説明責任を果たしたとはわれわれも思わないし、国民のみなさんも、特に2つの市と町の有権者のみなさんは、とりわけ納得できないと思います」と玉木氏は語った。
野党側は来週から始まる予算委員会でも簗氏の問題を追及する構えを示しており、国会審議に影響が出ることが予想されている。
「消費税減税の議論で農林水産大臣の役割は非常に大きいんです。『(簗氏が)答えられない』とか、『準備ができていない』とか審議が滞るということなら、まっとうに(大臣としての)任を継続するのは難しくなるのではないか。そういうことに時間を使うのは本当にもったいない。勘弁してほしいと感じですよ」と玉木氏は語った。












