サッカー日本代表は1日、国際親善大会キリンカップのエクアドル戦(日産)に0―0のまま迎えたPK戦(5―4)の末に勝利を収めた。
堅守を持ち味とする南米の強豪から90分で得点を奪えなかったが、4か国がトーナメントで優勝を争う大会形式のため、決着はPK戦へ。GK鈴木彩艶(24=アストンビラ)は、自身左へのコースを読み切って3人目のシュートをストップすると、トップキッカーのFW上田綺世(リール)ら5人全員が決めて、ニュージーランドとの決勝(5日、MUFG国立)へ進出した。
ヒーローとなった守護神は「皆さんが後押ししてくれたので1本止められて、あとはチームメートがしっかり決めてくれた。勝ち切れてよかった」と詰めかけた6万5012人の大声援にも感謝。もちろん、PK戦だけではなく、得点につながらなかったが、持ち味の正確なロングキックや縦パス1本でチャンスの起点になった。
頼もしさを増す鈴木について、元日本代表FW武田修宏氏(59=本紙評論家)は「彩艶がいることによって日本の勝つ確率も上がるし、PK戦になってもそう。昔だったらこういう試合は、負けていたんじゃないかな。スケールのデカさと強さ、判断力の速さ、度胸もすごいよね。やっぱりGKが安定すると守備陣もやりやすい。エクアドルを0点に抑えたわけだから」と絶賛する。
優勝を目指す来年1~2月のアジアカップ(サウジアラビア)は、決勝トーナメントに入れば、PK戦決着もあり得る。それだけに武田氏は「アジアカップ優勝を考えると、彩艶は重要になってくる。ケガだけはしないでほしい」と強調。本人も「PKは大事になってくる」とうなずいた。世界最高峰のイングランド・プレミアリーグで成長を続ける守護神が、アジア制覇をもたらすか。













