愛知・名古屋アジア大会の陸上女子5000メートル決勝(28日、愛知・パロマ瑞穂スタジアム)、田中希実(豊田自動織機)は15分11秒65で銀メダルを獲得した。
田中は先頭集団の3番手でしばらくレースを展開。2024年パリ五輪女子3000メートル障害金メダリストのウィンフレッド・ヤビ(バーレーン)ら実力者がレースを引っ張った。残り1周でヤビが一気に抜け出すと、それに負けじと食らいつくが、今大会で1万メートルでも驚異のスパートを見せたヤビに屈し、1・47秒差でゴールした。
レース前から、ラスト1周の戦いになることを覚悟していたものの「400の選手とかが、ペース配分が難しいのと一緒の感覚というか。どういうふうにスパートをしていいのかまだ分からないところがある。そこが最後、気づいたら足を使ってしまっている、エネルギーが切れてるみたいな走りになってしまっている」と課題を口にした。
この日は3つ目のメダルを手にした。しかし、満足する様子はなく「今回余裕があった中で、仕かけて負けている。世界はラストに余裕さえも作らせてくれない。海外の選手は、フィジカルや気持ちで押し切っていくが、気持ちでも体でもかなわないんだと開き直った。技術でなんとかラストを押し出していくことを、来年につなげたい」と技術面のさらなる強化を誓った。












