ヘンリー王子が亡き母の30周忌を前に、ダイアナ妃に関するドキュメンタリーを制作するべく交渉中であると報じられているが、王室専門家はウィリアム皇太子が「激怒するだろう」と見ている。英紙ミラーが23日、報じた。

 ヘンリー王子は、来年7月に迎える亡き母ダイアナ妃の没後30周年を前に、ダイアナ妃の功績を称えるドキュメンタリーを制作するべく交渉中であると伝えられている。

 ヘンリー王子は家族や友人に連絡を取りプロジェクトに参加してもらおうとしている動きを見せているが、同紙のユーチューブ番組「Pod Save The King」で、王室担当編集者ラッセル・マイヤーズ氏は、この映画に「激怒」するであろう王室メンバーが1人いると語った。それはウィリアム皇太子だ。

 マイヤーズ氏は番組で、ヘンリー王子がこのようなドキュメンタリーを制作するという決断は「度を超えている」と語りつつ、王子がこの感動的な記念日を商業的な方法で祝う「権利があるのか、どうか」と疑問を呈している。

 マイヤーズ氏は「もちろん来年は彼女の悲劇的な死から30年目にあたるので、誰もが意見を述べようとしており、来年もそうするだろう。アーチウェル・プロダクションズがネットフリックスと優先交渉権契約を結んでいるため、制作する予定のようだ」と語った。

 さらには「つまり、彼らがこれまで制作してきた他の作品はあまりうまくいっていません。『インヴィクタス』のドキュメンタリーや、大失敗に終わったポロのドキュメンタリーもありました。ヘンリーが『よし、今度はこれをやろう』と言うのは、度を超えていると思います」と指摘している。

「現実的に考えて、ヘンリーにはこんなことをする権利があるのだろうか?ウィリアムは間違いなく激怒するだろう」と同氏は断言した。

 ヘンリー王子はダイアナ妃の功績を「最も意義深い方法で」称えたいと考えており、すでに彼女の友人や親族数名に、弟であるチャールズ・スペンサー伯爵を含む、企画中のプログラムへの参加を打診しているとみられている。

 しかし、スペンサー伯爵は自身の新著「スワン・ソング:ダイアナ、マイ・シスター」の中で、妹ダイアナについて企画されている数多くの作品に、「おしゃべりなコメンテーター」として出演することを避けるため、意図的に本を書くことを選んだと明かしている。さらに22日に発売された同作品は大きな波紋を呼んでいる。

 さらには、ヘンリー王子が個人的なドキュメンタリーを制作する計画は、チャールズ国王、そして他の王室メンバーとの関係について長年にわたって注目を集める暴露が相次いだ後だけに、王室内に新たな緊張を加える可能性が高いと見られている。