ボートレース浜名湖の「高塚清一記念 第8回名人集合マクール杯」が1日に開幕する。
徳増秀樹(51=静岡)は開幕を前に「この大会に向けての意気込みは特にはないよ。どのレースでも優勝を目指して走っているので、そこは変わりない」と淡々と話した。
地元戦、さらにはタイトルに大先輩の高塚さんの名前が入っているとなれば、気持ちも高まるところ。しかし、徳増はいつも通り大会への意気込みをクールに語った。この冷静沈着な言葉の土台には一つの思いがある。「高塚さんも〝普段通りにやればいい〟と言ってくれるはずだし…」。高塚さんの意志を継承するためにも、冷静にいつも通りレースに臨む。
その一方で「地元戦なので、どうしても力は入る。それは仕方ない」と正直な思いも口にする。ボートレーサーであれば、地元水面には語り尽くせないほどのさまざまな思いが詰まっている。それでも「30年以上走っていれば力加減のコントロールはできるようになっているので、力み過ぎないように走る」と自らを制御して結果につなげる。
高塚さんとの思い出をこう明かす。「プライベートで親しくしてた訳ではないけど、高塚さんは余計な一言は言わなかったですね。ただ、若いころは勝率7点稼いだとしても〝ある程度稼いで満足したらダメ。決して満足するな〟と選手としてのあり方は教わりましたね」
ファン選抜ドリーム戦の1号艇に選出された。ファンへの思い、高塚さんへの思いを胸にクールに、そして〝濃く〟シリーズを突っ走る。












