ドバイワールドカップを制したウシュバテソーロなどの馬主で、了德寺医学研究財団理事長の了德寺健二氏(77)が新著「もう夢ではない 不老不死の実現」(青志社)を刊行した。自らストレスフリー療法を実践し、“若返り”を体現している了德寺氏が150歳まで生きると宣言し、オーナーブリーダーとしての馬づくりへの情熱を語った。

 了德寺氏は、薬にもサプリにも頼らず、血流をよくして、若返りホルモンを増加させるストレスフリー療法を開発した。

 人体にストレスがかかると、ストレスホルモンの一種であるコルチゾールが血液中に増えていく。長期的なストレスにさらされることでコルチゾールが過剰に分泌されると、高血圧、糖尿病、白内障など、加齢によって増える病気を誘発する。また、コルチゾールには、末梢血管収縮作用があり、血流が低下するため、万病にもつながる。

 そのストレスを取り除き、ストレスが引き起こすさまざまな病気に効果が期待できるのがストレスフリー療法だ。了德寺氏は、万病の元である血流不良を改善するため、腹部、足、足裏、顔面にある独自に発見したツボを45分間温めれば、全身の血流が劇的によくなることを発見した。

 了德寺氏は「ストレスフリー療法では、血流、血液があるべき姿になり、健康になります。それだけでなく、寿命をつかさどるテロメアの延長を果たしました。ストレスフリー療法を続けると理論上は不老不死を実現することになることを示唆しています。この療法の研究をずっと科学的にやってきており、これまで科学ジャーナルに研究論文が8本掲載されています」と語る。

 インタビューに同席した銀座数寄屋橋クリニックの佐藤琢紀院長も「毎日、自らストレスフリー療法を行っている了德寺理事長の血液を調べると20歳代と同じです。若返っているとしか思えません」と太鼓判を押した。

 すると、了德寺氏が「私は少なくとも150歳まで生きますよ! 実はこの療法を私の育成牧場で馬にもやってるんです」と切り出した。

 了德寺氏は、法人「了德寺健二ホールディングス」で、2023年のドバイワールドカップを制したウシュバテソーロや、先日のフェブラリーステークスで2着になったウィルソンテソーロを所有する馬主で、北海道日高町に生産牧場のリョーケンファームを所有するオーナーブリーダーでもある。

「理想の所有馬とは、自分で生産して育成した馬です。“世界一の馬を作る”を合言葉に、2018年に牧場を設立して、19年に9頭だけ生まれました。その1期生がウィルソンなんです。実は、そのウィルソンを入キュウさせる直前に1か月ぐらいストレスフリー療法をやりました。明らかに毛並みがよくなり、イレ込まなくなりましたね。ケガをしにくくなり、回復も早くなりました」と明かした。

 ちなみに了德寺氏にとっての“世界一の馬”とは、「ドバイワールドカップ、サウジカップ、ブリーダーズカップ、凱旋門賞といったところを勝つ馬です」と言う。

 ウシュバテソーロは、自らの生産馬ではないとはいえ、そのドバイワールドカップで勝利した。

「賢い馬でした。調教を終えると、勝手にさっさと帰るんです。パドックでは、やる気がないように見えて、ファンから“月曜日のサラリーマン”と呼ばれるほど人気でしたね。“世界一の馬を持つ”という夢はかなえさせてもらいました」

 次の目標は“世界一の馬を作る”こと。今年デビューの馬も期待大だという。

 了德寺氏は「今年デビューする42頭は、全体的にこれまでで一番いい。特にデトロイトテソーロやリエノテソーロ、トロントテソーロの子、あと、うちで持っている種馬モンブランテソーロの子など5頭ほど抜けてるのがいます」と話している。

 夢は広がるばかりだ。