女優のキムラ緑子が16日、大阪市内で行われた舞台「わが歌ブギウギ 笠置シヅ子物語」の取材会に出席した。

 明るく強い歌声で「ブギの女王」と呼ばれた笠置シヅ子の人生を描いた同作は、1987年NHK銀河テレビ小説でドラマ化され、93年に女優・順みつき主演で舞台化、05年に女優・真琴つばさ主演で上演された音楽劇だ。物語は笠置シヅ子の人生を追いながら「東京ブギウギ」などの名曲を織り交ぜ展開する。

 今回はキムラが主演を務め、来年1月2~20日に東京・三越劇場、1月24日~2月1日に京都・南座で公開される。

 キムラは「服部(良一=松村雄基)先生は笠置シズ子さんを見つけた時は、とってもうれしかったと思います。笠置シズ子さんも服部先生の歌がなければ(大成しなかった)というところがあると思います。出会うべくして出会った2人」と評した。

 23年度のNHK朝ドラ「ブギウギ」について、「自分がやると思ってなかったから割とぼんやりして見てた。日本中、趣里さんのイメージだと思うので、なんとかキムラの笠置シズ子さんをできたらいいな」と意気込んだ。

 今回、花森英介を演じる林翔太について「本当にかっこいい。きれいで若くて…。申しわけないですけど、私が愛していいですかってことで、愛させていただきます。強く人を愛する。愛します。とにかく愛します。愛してくれていると思っております」と愛を連呼した。

 役づくりのため、存命中の笠置シズ子さんに会った加藤登紀子や黒柳徹子に話を聞いたこともある。「そういう方々が(舞台を見に)来られる時に『全然違う』って思われたくないです。でも『よくがんばってるな』というくらいが一番目指すところです」と吐露。最後に笠置シズ子を中心に戦中戦後を懸命に生きた人々を演じることで、現代の人々に「真剣に生きることを伝えたい」とアピールした。