タレントの梅宮アンナが16日、大阪市内で行われた「MBSちゃやまちキャンサーフォーラム2025」に登壇した。

 同イベントは、2011年に毎日放送の有志で始まったがん啓発キャンペーンの活動の一つ。15年から認定NPO法人キャンサーネットジャパン(CNJ)と共同で開催され、今回で11回目を迎えた。

 この日は24年8月にステージ3Aの乳がん(浸潤性小葉がん)と診断され、同年11月に右胸の全摘出手術をした梅宮が特別ゲストとして登壇した。

 ピンクブロンドのウイッグに、真っ赤なセーターを合わせた装いで登場した梅宮は「月1回、外来で血液検査をしています。毎月腫瘍マーカー(検査)の結果が怖い」と現在の心境を告白。

 そして「病気になる前は『私、おひとりさまでこの先の人生、いいです』というふうに言っていたんです。ところが病気になった時に、考え方が自然に変わっていくんです。『このまま独りなのかな』って心細くなっちゃって、病院に行くと夫婦が目に入ってくる。『いいな』って」と明かした。

 そんな中、デザイナーの世継恭規氏と出会い、今年5月に再婚した。この日も世継氏と東京から来場したという。

「同級生の紹介で会って、意気投合しました。旦那さんも病気をしているところだったんで、たまたま飲んでる薬が一緒だったんです」と振り返った。

 続けて「『あと自分たちはどれだけ生きられるのかな』と話していたので、『じゃあ、残りの人生を一緒にいなきゃいけないよね』と結婚になった。どちらかが元気だったら分かり合えないと思います」。

 現在、抗がん剤を飲みながら仕事をこなしている。自身の闘病経験を生かし、患者用の下着を開発。来年2月リリース予定だ。

 今後の目標は「テッドスピーチ(世界中の著名人によるさまざまな講演会)ができる人を目指します」と目を輝かせ「夫婦でもお手本になれたらいいなと思ってます」。

 その上で「自分は今、タレントという感覚ではないので文化人枠に行きたい。がんを経験している一人の人間として、ここに来ているし、自分の職業のところにタレントと書くのは違う気がする。これからは(講演会に)来てくれた人と対談したいです」と未来を見据えた。